『ワーキング・プア』著者来日講演会(通訳あり)

『ワーキング・プア』 アメリカ下層社会の現実

 
  全米に衝撃を呼んだ『ワーキング・プア』の著者、デイヴィッ ド・K・シプラーさんの来日を機に、アメリカの働く貧困層の実態についての講演会を開催します。

■日時 2007年5月18日(金)午後6時半〜8時半


■会場  エル・おおさか6階大会議室

                   TEL 06-6942-0001

                   地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m    
     
■資料代 500円

■主催 主 催: 『ワーキング・プア』著者来日講演会実行委員会


■賛同団体 大阪労連・関西マスコミ文化情報労組会議(新聞労連近畿地連、民放労連近畿地連、出版労連大阪地協、全印総連大阪地連、広告労協関西地協、映演労組関西連協、音楽ユニオン関西地本)・全大阪生活と健康を守る会連合会・大阪過労死を考える家族の会・大阪過労死問題連絡会・労働基準オンブズマン・青年法律家協会大阪支部・
自由法曹団大阪支部・民主法律協会


  この本の原書がアメリカで出た3年前には、日本ではまだ「ワーキング・プア」という言葉は使われていませんでした。しかし、その後、日本でも格差と貧困が拡大していることが政治問題になり、今では、この言葉は日本の現実を表す外来語として広く語られるようになっています。


  働いても働いても生活できない、それどころか、勤勉に、つましく暮らしているのに、貧困の悪循環に陥り、生活がますます苦しくなっていく……。

 今、アメリカには貧困ライン以下で暮らす人が4000 万人近くいるといいます。
  講演では、人々の生活を日々支えているにもかかわらず、人々の目に入らず、打ち捨てられてきたワーキング・プアの実態と心情を、ピューリッツアー賞受賞の実力派ジャーナリストのシプラーさんに話していただきます。


  世界でもっとも豊かな国アメリカの、新自由主義経済の片隅で何が進行しているのか。明日の日本を今日のアメリカにさせないために、1人でも多くの人に聴いていただきたい講演です。

■講師紹介 David K. Shipler
  1966年から88 年まで、「ニューヨーク・タイムズ」紙の記者として、ニューヨーク、サイゴン、モスクワ、エルサレムなどで取材に当たる。

 その後も、同紙をはじめ、『ニューヨーカー』誌、「ワシントン・ ポスト」「ロサンゼルス・タイムズ」などに寄稿。著書『ロシア』『アラブ人とユダヤ人』
(ピューリッツァー賞受賞)、および『よそ者の国』など。
   現在は、メリーランド州に在住し、大学、シンクタンクなどを始め、全米各地で講演も行っている。

デイヴィッド・K.シプラー著『ワーキング・プア―アメリカの下層社会』
森岡孝二・川人博・肥田美佐子訳、岩波書店、2007 年1 月刊行、定価(本体2800 円)
岩波書店のホームページhttp://www.iwanami.co.jp で断章とエピローグが読めます。




 

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