2018年門真市職労新春旗びらき開会挨拶

 

            2018年1月10日  

            門真市職員労働組合 執行委員長 西本 孝雄

 

 

 改めまして、新年明けましておめでとうございます。

 組合員・職員の皆さん、また、公私何かとお忙しいなか、ご出席いただきましたご来賓の皆さん、私ども門真市職労の新春旗開きにご出席いただき、誠にありがとうございます。

 開会にあたりまして、執行部を代表して一言ご挨拶を申し上げます。

 昨年は、安倍政権の暴走政治に対して、市民や労働者の仲間とともに、暮らしや平和、民主主義を守る運動を進め、組合員・職員同士の団結を強くして、地域の活動を進めてきました。


  今年2018年は、日本国憲法をめぐってかってない改正の議論がおこなわれる年だと言われています。
  憲法9条を発案した内閣総理大臣、幣原喜重郎は門真出身であることはご存じだと思います。マッカーサー元帥に「戦争放棄」の提案をし、憲法9条の成立に尽力した幣原喜重郎が2022年に生誕150年を迎えます。その記念すべき年に向けて、幣原喜重郎の功績等をまとめ、門真のみならず、大阪、全国、世界へ幣原の意思を発信する記念事業を進める幣原生誕150年記念事業準備会が発足します。本日の旗開きに出席していただいていますけいはん医療生活協同組合戸田理事長もその呼びかけ人になっておられますが、市職労もこの準備会に参加していきたいと思います。


  昨日、宮本門真市長に新年の挨拶に行かさせていただきました。門真市役所の市長室に幣原喜重郎が「公直無私」と直筆した額が飾られています。
  この額「公直無私」は、喜重郎が旧門真町役場に寄贈したものです。「公の職に就く者は実直を旨とし、私欲で行動してはならない」という喜重郎の考えを示したものです。この額「公直無私」が、市長室にあることは、市長を始めとした私たち市職員に対しての幣原のメッセージであると言えます。
  わたしども門真市職労の上部団体ー大阪衛星都市職員労働組合連合会(略称「衛都連」)の綱領「住民の繁栄なくして、自治体労働者の真の幸福はなし」に通じるものがあります。


  日本の平和と民主主義、くらしを守ってきた日本国憲法、門真の偉大なる先人、幣原喜重郎が発案した日本国憲法、私たち自治体業務の根幹である日本国憲法を守り、発展させるため、門真市職労はこの一年間、運動を強めます。


  本日の旗びらきを2018年市職労運動のスタートにして、「住民の繁栄なくして自治体労働者の真の幸せはない」をスローガンにかかげ、やりがい・働きがいの持てる職場と、市民が主人公の地域づくりに全力を挙げ、2018年が希望と飛躍の年になるよう、私はその先頭に立って奮闘する決意を申し上げまして、新春旗びらき開会のご挨拶とさせて戴きます。
  本日は誠にありがとうございます。

 

 

 門真市役所の市長室にある、幣原喜重郎が「公直無私」と直筆した額。この額「公直無私」は、1931年(昭和6年)、喜重郎が旧門真町役場に寄贈しました。額「公直無私」の複製は、門真市柳町の門真市立歴史資料館に展示されています。