2019年門真市職労新春旗びらき開会挨拶

 

            2019年1月11日  

            門真市職員労働組合 執行委員長 西本 孝雄

 

 

 改めまして、新年明けましておめでとうございます。

 組合員・職員の皆さん、また、公私何かとお忙しいなか、ご出席いただきましたご来賓の皆さん、私ども門真市職労の新春旗開きにご出席いただき、誠にありがとうございます。

 開会にあたりまして、執行部を代表して一言ご挨拶を申し上げます。昨年は安倍政権の暴走政治に対して、市民や労働者の仲間とともに、暮らしや平和、民主主義を守る運動を進めてきました。
市長が出席されているこの場で言いにくいことですが、地域手当引下げの不当な申し入れに対して、全職員・全組合員反対の運動を進め、地域手当引下げを阻止することができました。
11月の賃金確定・年末一時金闘争では、人勧にともなう一時金0.05ヶ月引き上げ実施、4月に遡ってのプラス改定・差額支給の回答を引き出すことができました。
職場からの人員闘争によって、昨年4月に14人、10月に9人の新入職員採用に続き、今年4月には新規採用者を16人、新規任期付保育士を8人にするなど、憲法や市民生活を守る職場体制を確立することができました。
市職労の組織にとっても、新入職員はもちろん、再任用職員や非常勤・臨時職員の皆さんを組合員に迎え入れ、引き続き門真市役所の職員の要求運動を進めていく大きな組織を堅持することができました。ありがとうございます。
さて、話は変わりますが、本日朝に私が市役所本館前で市職労ニュースを配布していたところ、TBSテレビのカメラマンがカメラをかかえて、庁舎に入っていきました。
何か事件でもおきたのかと思い、門真市の魅力発信課に聞いたところ、来週月曜日、成人の日14日の午後7時半から放送されるBS-TBSの「報道1930」で「マッカーサーと幣原」と題して特集が組まれる予定になっており、門真市役所の市長室に飾られている幣原喜重郎直筆の「公直無私」の額を撮影にきたそうです。
憲法9条を発案した内閣総理大臣、幣原喜重郎は門真出身であることはご存じだと思います。
この額「公直無私」は、喜重郎が旧門真町役場に寄贈したものです。「公の職に就く者は実直を旨とし、私欲で行動してはならない」という喜重郎の考えを示したものです。この額「公直無私」が、市長室にあることは、市長を始めとした私たち市職員に対しての幣原のメッセージであると言えます。
わたしども門真市職労の上部団体ー大阪衛星都市職員労働組合連合会(略称「衛都連」)の綱領「住民の繁栄なくして、自治体労働者の真の幸福はなし」に通じるものがあります。
今年2019年は、日本国憲法をめぐってかってない改正の議論がおこなわれる年だと言われています。
日本の平和と民主主義、くらしを守ってきた日本国憲法、門真の偉大なる先人、幣原喜重郎が発案した日本国憲法、私たち自治体業務の根幹である日本国憲法を守り、発展させるため、門真市職労はこの一年間、運動を強めます。
本日の旗びらきを2019年市職労運動のスタートにして、「住民の繁栄なくして自治体労働者の真の幸せはない」をスローガンにかかげ、やりがい・働きがいの持てる職場と、市民が主人公の地域づくりに全力を挙げ、2019年が希望と飛躍の年になるよう、私はその先頭に立って奮闘する決意を申し上げまして、新春旗びらき開会のご挨拶とさせて戴きます。
本日は誠にありがとうございます。

 

 

 

 

 門真市役所の市長室にある、幣原喜重郎が「公直無私」と直筆した額。この額「公直無私」は、1931年(昭和6年)、喜重郎が旧門真町役場に寄贈しました。額「公直無私」の複製は、門真市柳町の門真市立歴史資料館に展示されています。