旬を行く おおさか野菜マンスリー

 門真れんこんC

  紅白の「蓮根餅」素朴な味

   2006年11月29日付「朝日新聞」より

   


 
門真市には特産のレンコンを使った「蓮根(はすね)餅」と呼ばれる郷土料理がある。昔はお祝い事がある.と、食卓に登場したそうだが、「門真れんこん」の生産量が減り、今ではめったに家庭で作られることがないという。


 そこで、JA北河内門真地区女性会のメンバーにお願いして、作ってもらうことにした。


 用意する材料は、レンコンともち米。洗ったもち米を一晩、水につけておく。この際、半分は食紅を加えて赤に着色する。レンコンの穴に紅白のもち米をそれぞれ、はしなどを使ってしっかりと詰める。あとは蒸すだけだ。


 蒸し始めてから約1時間。蒸し器のふたを開けると、レンコンから湯気が上がった。熱々のレンコンを輪切りにし、「紅白」の彩りの蓮根餅が皿に盛られた。


 さっそく試食してみた。目隠しをしたら、「レンコン」と答えられないほどのモチモチ感。からしじょうゆやポン酢をつけてもいける。あんこをからめると、和菓子のようにも変身する。メンバーの岡本一美さん(67)は「素朴な味がこの料理のよさ」と、出来栄えに満足そうだった。


 蓮根餅は、モチモチした独特の食感がある「門真れんこんJだからこそできる料理だ。しかし、店頭で手に入れることは難しいため、市販の太めのレンコンで代用するしかない。今回、「本物」の蓮根餅を食べることができ、ぜいたくに感じた。

門真れんこんB イベントで特産品PR 2006年11月22日付「朝日新聞」より


 門真れんこんA  粘土質の土 収穫は重労働    2006年11月15日付「朝日新聞」より

 
門真れんこん@  モチ.モチした独特の食感 2006年11月8日付「朝日新聞」より